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オルガで急死した日本人旅行者の遺族、アリススプリングスに到着

   【ダーウィン9日AAP】NT準州のオルガを観光中に、展望台で倒れ死亡した51歳の日本人女性の遺族が8日夜、遺体を日本まで持ち帰るためにアリススプリングスへ到着した。

   グループツアーに参加していた女性は6日、オーストラリア中央部にあるウララ・カタ・ジュタ国立公園を観光し、風の谷の展望台を訪れたが、わずか300メートルほど歩いた地点で倒れたという。ツアーグループの医者が女性の手当てをした後、救急救命士によって近くのユララ健康クリニックへ運ばれたが、到着時に死亡が確認された。警察の発表によれば、9日午前に行われた検視からは女性の死因を特定することができず、はっきりした死因はまだ分かっていないという。遺族の希望により、女性の名前は公表されていない。

   当初、女性は熱射病にかかったのではと報道されていた。カタ・ジュタとしても知られるオルガとウルル(エアーズ・ロック)は、オーストラリア中央部で最も有名な岩であり、多くの観光客が訪れるが、日中は焼け付くような暑さのために、どちらの岩も観光客が登ることは禁止されている。2004年2月には、62歳のドイツ人旅行者がパームバレー周辺を40度の暑さのなか歩き、死亡した。同年10月には、52歳のイギリス人旅行者がウララ近くの道路で熱射病のため死亡している。

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