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住宅の寝室で、2人の子供の遺体の側に横たわる母親が発見される

 【シドニー20日AAP】19日夜、シドニー西部カンレーハイツの住宅のベッドで、29歳の母親が3歳の娘と5歳の息子の遺体の側で血を流し、半無意識状態で横たわっているのが発見された。近所の人々は、母親が死んだ子供のためにベッドを整えた後、子供の側で死のうと自ら横たわったのではと語っている。

 警察の発表によれば、19日午後6時30分ごろ帰宅した31歳の父親が、3人を発見し、取り乱した父親は近所の女性に救急車を呼ぶように助けを求めたという。女性が父親と一緒に家の中へ入り母親のベッドの毛布をめくると、子供2人の青く冷たくなった体が横たわっていた。部屋には処方箋の錠剤が散らばっていた。

 女性の話によれば、母親は腕に切傷を負っており、子供は薬物の過剰摂取が原因で死亡したようだったという。警察のスポークスマンによれば、子供に明らかな外傷はみられず、検視によって死因が解明される予定。近所の人の話によれば、この家族に問題があった様子は見られなかったという。

 負傷した母親は、リバプール病院で警察の監視の下で治療を受けており、安定した状態。父親はショックのための治療を受けている。警察は様子を見て2人から事情聴取する予定。

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