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平和集会でイラクからの豪軍隊撤退を要求

 【シドニー16日AAP】3月20日でイラク戦争開始から5年目を迎える。これを受け、セントラルシド二ーのベルモア・パークで16日、平和集会が開かれ、約200人が集まった。

 集会の演説者らは、イラクから500部隊を撤退するというケビン・ラッド首相の公約は十分ではないと主張した。

 戦争反対連合のスポークスマン、アレックス・ベインブリッジ氏はイラク戦争が開始して以来、死者数は100万人にのぼり、全軍隊は撤退する必要があると強く訴えた。

 「この戦争は犯罪であり、終止符を打つべき。ラッド首相はアフガニスタンで行われている戦争をこれ以上支持すべきではない。この戦争は結局のところ、石油会社の利益のためにアフガニスタンの政局をコントロールしているに過ぎない。戦争で罪のない人々の命が奪われている。アフガニスタンの人々の願いに反している」とベインブリッジ氏。

 戦争が開始する前にイラクを訪問した平和運動家のドナ・マルハーン氏は、オーストラリア政府はイラクの人々に対し公式に謝罪すべきとした。

 また、グリーン党議員のケリー・ネトル氏は、米国の経済学者によると、イラク戦争によって生じた人的・財政的コストは推定3兆円といわれているとした。ネトル氏は「オーストラリアだけでなく、そのほかの外国軍隊も撤退すべき」と訴えた。

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