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メディケア税の超過対象所得水準引き上げ 

 【シドニー10日AAP】連邦政府のウェイン・スワン財務相は、国民保険税(メディケア・レビー)の超過所得水準を独身者で現行の5万ドルから10万ドルに引き上げることを明らかにした。

 この制度は民間医療保険の加入推進目的のために前ハワード政権が1997年に導入したもので、規定の所得を超える人が民間保険に加入していない場合超過課税されるというもの。同制度導入後、全人口に対する民間保険加入者の割合が30%から45%以上に増えた。

 豪健康保険組合(AHIA)の最高責任者であるマイケル・アーミテージ氏は、改定により40万の国民が新たに公共医療に身を委ねることができるようになり、治療待ちの患者数が更に増えることが懸念されるとコメント。さらにその結果、民間医療保険の掛け金が上昇することになるだろうと述べ、今回の改定に対し反対であることを示唆した。

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