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シドニーでワールド・ユース・デーの最終イベント

 【シドニー20日AAP】20日に法王ベネディクト16世が参加するワールド・ユース・デー(WYD)の最終イベントが予定されており、参加者は50万人にのぼると予想されている。熱心なカトリック信者らは19日からシドニーのランドウィック競馬場やセンテニアルパークへ続々と到着しており、祭礼は午前10時にスタートする。

 会場には特大ステージと巨大スクリーンが設置され、宗教イベントというよりはロックコンサート会場を連想させる。法王はヘリコプターで会場入りし、通称「ポープモービル」と呼ばれる法王専用車に乗って群衆に姿を見せてステージへ向かう。法王による説教や若者24名の堅信礼などが行われる。

 南アフリカ共和国からの参加者、シェーン・ゴヴェンダーさん(16)は「同世代の人たちが大勢、一緒に祈りを捧げていて感動的です。僕らと同じ年頃の多くの若者は、麻薬や喫煙、飲酒などに夢中になっている中で、自分たちをとても誇りに思います」と語っている。

 法王はこのイベントの後、セントメアリー大聖堂に戻り、夜にはWYDの後援者や主催者との会談に参加する。

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