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豪エリート部隊、タリバンの「闇の権力者」を捕らえる 

 【キャンベラ10日AAP】ジョエル・フィッツギボン国防相は、豪エリート特別部隊が先週、タリバンのリーダーであるムラ・バリ・グル氏を捕らえたことで、アフガニスタンのウルズガン州で活動するタリバン勢力に多大な影響を与えるだろうとした。

 ムラ・バリ・グル氏はアフガニスタン南部で発生した路上の爆破攻撃の首謀者で、同地域における攻撃を実施するために必要な機器、資金、外国人兵士の提供を行う主要人物であり、「闇の権力者」として知られている。

 オーストラリアは現在アフガニスタンに1100部隊を派遣しており、その中にはウルズガン州に駐留する300の特別軍事タスクグループが含まれている。このグループは特殊部隊、英国陸軍特殊空挺部隊、援助要員で構成されている。

 国防省のスポークスマン、ブリガディア・ブライアン・ダーソン氏は「バリ・グル氏はショーン・マッカーシー兵士とデイビッド・ピアース兵士が殺害された先月と昨年10月に発生した路上の爆破攻撃の首謀者の可能性がある。また、7月13日にデ・ラウッドのバザールで発生したアフガニスタン人21人とそのほか12人が死亡した自爆テロ攻撃の首謀者だった」と語った。

 バリ・グル氏は州都であるタリン・コートに移送され、現在オランダ施設で拘束されている。

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