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カンタス航空、エンジントラブルでまたも途中着陸

 【メルボルン31日AAP】カンタス航空のシンガポール発ロンドン行のボーイング747ー400型機が31日3時15分ごろ、エンジン振動の警告を受けたパイロットがエンジンの1つを停止させたため、ドイツのフランクフルト空港に途中着陸した。

 カンタス航空のスポークスマンは「トラブルが発生した際、安全面において問題はなく、機体はフランクフルトまで飛行を続けた。そして無事に空港に着陸した」と語った。

 同航空会社の技術者は現在、エンジントラブルの原因を調査している。

 フランクフルト空港の管理マネージャー、ティノ・ロス氏はAAPに対し「これは緊急着陸ではなく、技術上必要な着陸だった。4番目のエンジンに問題が発生し、修理のためにパイロットがフランクフルト空港での着陸を決断した」と語った。

 同航空会社では機械的な問題が相次いで発生しており、7月25日には香港発メルボルン行のボーイング747ー400型機で酸素ボンベが爆発し、機体に穴が開く事故が発生した。また同月29日にはアデレードとメルボルン間を運航する機体のベイドアが開かず、アデレードに引き返した。さらに、8月4日には油圧用作動油が漏れ、ボーイング767型機がシドニーに引き返し、約3時間の遅れが生じた。

 カンタス航空は8月12日、メンテナンスの書類に不正が発覚したことを受け、ボーイング737ー400型の6機の運航を一時的に中止することを発表した。

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