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VIC州の介護施設内における虐待が内部告発される

 【メルボルン7日AAP】ビクトリア障害者支援連盟は、VIC州中部コブラムにある介護施設モアラ・シラ・ロッジにおいて居住者30名に対する虐待が横行しているとして、州政府に緊急の対応を取るように求めている。

 モアラ・シラ・ロッジには、老人や知的障害者などの介護を必要とする人々が居住している。ザ・サンデー・エイジ紙によれば、この施設の職員3名が内部告発しており、施設内では居住者が身体的および言葉による脅迫を受けていて、絶え間ない恐怖の中で暮らしているという。同施設の実状については、5年前に福祉サービス省に報告されていたにもかかわらず、これまで放置されてきたという。

 障害者支援連盟のケビン・ストーン代表は「当局が何の対策も取らずに、施設で虐待が行われ続けたのは恥ずべきことです。虐待を止めさせなければなりません。当局が被害者を救い出す必要があります」と述べている。

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