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南極海洋生物資源保存委員会、南海の保護措置を決定

【ホバート8日AAP】ホバートで2週間にわたって開かれていた南極海洋生物資源保存委員会(CCAMLR)の年次会合が閉幕した。

 年次会合では、オーストラリアが、南極東部沖65海里に位置する400平方キロメートルの2区域を底引き網漁か守るため、被害を受けやすい海洋生態系(VME)に指定することを提案した。加盟国25カ国は、このオーストラリアの提案を支持している。

 オーストラリア代表団長のトニー・プレス博士は「南極海洋生物資源保存委員会によってこのような保護対策が導入されるのは、今回が初めてのこと。長期的な対策が構築され実行されると同時に、暫定的な保護措置が行われることになる」と述べている。

 今年初めには、これまでに探査されていなかった南洋海域の調査が行われ、被嚢類やサンゴ、海綿類、巨大ミミズ、甲殻類、ディナー用の大皿ほどの大きさのウミグモなど、多種多様な海洋生物が発見されている。プレス博士は「これらの海域で乱獲漁が行われることで、取り返しのつかない被害が生じる可能性がある」と続けた。

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