【ACT13日】 スワイプ中心の出会いに慣れた若者たちが、オンラインデーティングから離れ、より自然な出会いを求める新たな流れが広がっている。
近年、若いオーストラリア人の間では、ランニングクラブに参加して恋愛相手や友人を見つける動きが増えている。かつてはパブに出かけたり、友人の紹介で出会うのが一般的だったが、2010年代に入ると恋愛は一気にオンライン中心へと移行した。
しかし現在では、その「取引的」な出会い方に疲れた若者たちが、より自然で対面のつながりを求めている。ランハブによると、国内には500以上のランニングクラブが活動しているという。
ライフスタイルブランド創業者のジョセフィン・ファルファラ氏は、若者がランニングクラブに惹かれる理由について「対面での本物のつながりを求めているからだ」と話す。「ランニングクラブでは一緒に何かをするので、初対面で向かい合って会話するよりプレッシャーが少ない。共通の趣味があるため、自然に会話が生まれる」と説明した。また、友人たちからは出会い系アプリでの恋愛は「疲れる」「機械的だ」といった声が多く聞かれるという。
結婚相談サービスの担当者アマンダ・ハリガン氏も、Z世代やミレニアル世代の恋愛観や社交スタイルに大きな変化が起きていると指摘する。「長年にわたるスワイプやゴースティング、画面越しの関係構築に、多くの人が疲れを感じている」と述べた。
さらに、健康志向の高まりもこの動きの背景にあるという。また20代にとっては、恋人探しだけでなく友人関係の構築も大きな課題になっている。リモートワークの普及や引っ越し、オンライン中心の生活により、人とのつながりが希薄になりやすいためだ。
こうした中で、ランニングクラブのような活動型コミュニティは、共通の関心を持つ人々と出会う貴重な機会となっている。ファルファラ氏も、ランニングクラブは恋愛だけでなく友情の形成にも大きな影響を与えると考えている。「同じ趣味を通じて自然に出会えば、最初から強い基盤がある」とし、今後参加を検討していると述べた。
この動きはメルボルン、シドニー、ゴールドコースト、アデレードなど都市部を中心に広がっている。若者たちは今、スマートフォンから離れ、リアルな人間関係やコミュニティ、共有体験により大きな価値を見いだし始めている。
ソース:news.com.au – Young Aussies ditching dating apps to find genuine connection