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オーストラリアへの外国人観光客数が減少 金融危機の影響

 【ブリスベン8日AAP】オーストラリア統計局によると、2008年10月のオーストラリアへの外国人観光客数が昨年同期比で1万6000人以上減少し、45万1800人にとどまり、金融危機の影響が出始めている。

 外国人観光客数の減少が最も顕著だったのは日本人観光客で、昨年同期比で1万2600人(約27%)の減少となった。また、米国人が4900人、中国人が4900人、韓国人が3000人それぞれ減少した。一方、ニュージーランド人は9400人(9%)増加した。統計の結果、オーストラリア人の海外への旅行者数も減少したことが明らかになった。

 観光・交通フォーラム(TTF)のオリビア・ワース会長は、この統計は驚くべき結果ではなく、すでに著しい影響を与えている世界金融危機を反映しているにすぎないとした。ワース氏は、この統計結果は長距離旅行よりもむしろ短距離旅行や地方への旅行が増加する傾向を示している可能性があるとした。

 先週公表された統計によると、今年12月の航空券価格は過去最低で、割引航空券とエコノミー航空券の価格に著しい値下げが見られた。

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