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警察がテーザー銃を使用し、男性が死亡

 【ダーウィン17日AAP】アリススプリングスで15日夜、警察が39歳の男性に唐辛子スプレーとテーザー銃を使用し、男性が死亡した。

 16日午後10時30分ごろ、争いを起こしていた男性が、出動した警官と対立したという。警察は男性に唐辛子スプレーを噴きかけたものの、収拾がつかなかったため、テーザー銃を使用した。NT準州警察は声明の中で「警官は、男性が息をしていないことに気づいた直後に蘇生処置を施した」、「救急隊員が現場に到着して蘇生を試みたが、男性はアリススプリングス病院に到着後、間もなく死亡した」と述べている。警察の重大犯罪課が、男性の死因を調べている。

 この事件を受け、テーザー銃の使用を中止すべきとの声が上がっている。オーストラリア人権擁護協議会のテリー・オゴーマン会長は、死亡した男性の医学的および科学的検査が結論づけられるまで、テーザー銃の使用は中止されるべきだと述べている。

ブリスベンでは、刑事弁護士のマイケル・ボッシャー氏が「恐れていたことが起きた。警察がテーザー銃を使用して死者が出た」、「死亡事故が起きたのはNT準州だが、QLD州政府は直ちにテーザー銃の使用を中止し、徹底的にその安全性を検査するべき」と述べている。

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