【SA10日】 オーストラリアでの鳥インフルエンザ(H5型)をめぐる状況が、新たな局面に入った。在来種の鳥で初の感染確認がなされ、さらに哺乳類への感染の可能性も浮上している。
SA州当局は、国内の在来鳥類で初めてとなる感染例を確認したと発表した。確認されたのはオオアジサシで、7日にローブ・マリーナで死んでいるのが見つかった。回収当日に検査が行われ、10日朝、新たなH5系統への感染が確認された。さらに、エミューベイとポートビンセントで見つかったオオフルマカモメ2例についても感染が確認されている。
同州の一次産業相クレア・スクリブン氏は「オーストラリアの海鳥での初確認ではあるが、現時点では単発事例として扱っている」と述べた。また、「家きんでの感染や大量死は国内のどこでも確認されていない」と強調した。
一方で、NSW州ではニュージーランドオットセイの死体が見つかり、哺乳類での初確認となる可能性について検査が進められている。アザラシ類が感染しやすいことはすでに知られており、マクドナルド島やハード島といった南極周辺のオーストラリア領域では、ゾウアザラシの間で多数の感染例が報告されている。
今回のケースが確認されれば、オーストラリア本土における哺乳類での初の感染例となる。
農業相ジュリー・コリンズ氏は、国内の感染確認数が計12件に達したとし、今回の在来海鳥での感染を「懸念すべき進展」と表現した。「この海鳥は、これまで陽性が確認されていた渡り鳥と生息域が重なっている」と指摘し、感染拡大への警戒を示した。
ソース:news.com.au – Major blow as first native bird and mammal suspected to have H5 strain