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ジャカルタ爆弾テロ事件で、豪人2人の死亡を確認

【メルボルン17日AAP】   17日にインドネシアの首都ジャカルタで発生した爆弾テロ事件で、これまでにオーストラリア人2人の死亡が確認されており、他3人の安否も懸念されている。専門家は、今後インドネシアで爆弾テロ攻撃が多発する可能性があると指摘している。

死亡が確認されたのは、パース在住の実業家、ネーサン・ベリティさん(38)と通商高官のクレイグ・センガーさん。オーストラリア戦略的政策機関のカール・アンゲラー国家安全計画部長は、今回の爆弾テロ事件の背景には、インドネシアの有力テロリスト、ノルディン・モハメッド・トップか、その代理の人物らがいるとみており、「特にインドネシアでは、今後も爆弾テロ事件が続発する危険性が高い。組織には新メンバーが加入している。彼ら分派グループは強硬路線に傾いており、今回のような攻撃を続けるものと考えられる」と指摘した。

国際危機団体のシドニー・ジョーンズ相談役は「犯行には10~15人が加担していた可能性がある。使用された爆弾は、調整や標的などの点において、私が目にした中で最も洗練されたものだ」と述べた。

インドネシア警察長官は、現場で自爆テロ犯2人の頭部を回収したと発表した。警察が捜査を続けており、テロ実行犯と犠牲者の識別を行っている。

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