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「NZ人永住者を増やすな」 与党議員

【キャンベラ12日AAP】   オーストラリアの人口増加問題に関して、トンプソン労働党議員は、2050年までに人口を2600万人程度に留めるには、これ以上ニュージーランド人の永住者を増やすべきではないと発言した。

豪・NZ両国による「タスマン海旅行協定」により、両国の国民は一方の国への旅行や就労、または永住に関する手続きが簡素化されている。このため、オーストラリアではニュージーランドからの永住者が増加の一途をたどっており、2002/03年度ではわずか1万6400人だったのが昨年度は4万7800人だった。

トンプソン議員は、人口増加に伴う環境問題を緩和させるためには、21万3500人いる海外からの移住者数を7万人程度にまで削減すべきであり、特に、ニュージーランド人の永住状況に関しては検討の余地があると述べた。同議員はこの他にも、技術移民や家族呼び寄せの永住者数を削減し、代わりに避難民の受け入れ数を現在の1万3750人から2万人にすべきと話した。同議員は、ラッド首相の「人口増加は国家経済の発展につながる」というコメントに対して、この数カ月、反対を訴える演説を何度か行っている。

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