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薬草治療の思わぬ危険性

【アデレード8日AAP】   アデレード大学のバイアード教授は、濃度の高いヒ素、水銀、鉛が含有している薬草は多く、また薬草とほかの処方薬を一緒に服用すると問題が生じる危険性があると指摘し警告を発した。

バイアード氏は「薬草は製造薬よりも安全だと誤解されている。しかし実際は、薬草には濃度の高いヒ素、水銀、鉛などが含まれており、これらの物質は病気を発症させたり、持病を悪化させたり、死に至らしめたりすることがある。特に、薬草の過剰摂取や注射による投与はリスクが高い」と語った。

また、薬草へのアクセス方法に制限はなく、薬草を摂取していることが恥ずかしくて医師に伝えない人も多いことから、死亡原因が検死解剖ではっきりと判定できない場合がある。

過去には5歳の男児が4年間にわたってチベットの薬草ビタミン63グラムを摂取していたところ、鉛中毒と診断されたケースがあった。薬草治療によるそのほかの副作用には肝臓疾患、腎臓疾患、心臓疾患、脳卒中、運動障害疾患、筋肉低下、けいれんなどがある。

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