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アンザック行進事故 運転手は「撮影中」

【メルボルン6日AAP】   先月25日、メルボルンで行われたアンザック・パレードで、第2次世界大戦で使用されたトラックが暴走し、パレードに参加していた人らをはねた事故に関して、事故直前のトラックを撮影した写真がラジオ局に提供された。トラックの運転手は両手をハンドルから離して写真撮影を行っており、警察は、この写真を重要な証拠として調べている。

事故当時、トラックはパレード参加者の後ろを歩行速度で進んでいた。 写真の撮影者は「この写真を撮ってから、トラックが人の列に突っ込むまで、わずか30秒前後だったと思う」と話している。事故では、87歳男性が骨盤を骨折するなど8人が病院に搬送され、現在も2人が入院中。トラックを運転していたラッセル・ヒューズ容疑者(67)は、このトラックを過去11回のアンザック・パレードで運転した。

元兵士協会の代表は「事故に遭った人たちは本当に気の毒だ。運転手がハンドルを握っていなかったとは論外だが、今は警察の捜査結果を待つ。けがをした人らは回復に全力を尽くすとし、来年のパレードには参加したいと話している」と述べた。

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