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スワン川のイルカ6頭の死因を公表

【パース7日AAP】昨年パースのスワン川でイルカ6頭が死んでいるのが発見された。科学者がイルカの死因を調査したところ、豪雨で川に多量の淡水が流入したことによる可能性が高いことが明らかになった。

リン・ビーズリー教授によれば、昨年6~11月までの間に、スワン川で死亡したバンドウイルカ6頭のうち、2頭の死因は潰瘍性皮膚損傷で、1頭は脳の真菌感染症だったという。4頭目は肺炎を患っていた。残る2頭は死体の損傷がはげしく、死因が特定できなかった。教授は「冬から春にかけての降雨で川に淡水が流入したことにより、イルカが死亡した可能性が高い。塩分の減少で皮膚外側の層に細胞傷害が起き、ウイルスに感染しやすくなった恐れがある」とビーズリー教授。先ごろアデレードのポート川でイルカ2頭が死亡した件についても、淡水の流入が原因である可能性があるという。教授は、汚染物質や人間の活動とイルカの死因との関連性は究明できないとした。

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