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ハマス暗殺で豪とイスラエル関係が悪化

【キャンベラ24日AAP】   1月にアラブ首長国連邦のドバイでイスラム原理主義組織ハマスの幹部マフムード・マブフーフ氏が暗殺された際、オーストラリアの偽造パスポートが使用されたことで、豪政府はイスラエル中央情報局の外交官に対し国外退去を命じた。

今回の措置に関してスミス豪外相は、長期にわたり友好関係を築いてきたイスラエルに対してこのような措置を取ったことは悲しいことだが、ハマス司令官殺害にオーストラリアの偽造パスポートが使用されたことは許しがたいことだと主張した。一方、イスラエル側は、この措置は遺憾であり、2国間の深く強固な繋がりを確認することはできなかったと述べた。

自由党のビショップ副党首は「これは100パーセント政治的な決定による措置だと懸念している。イスラエル政府がハマス暗殺事件に関与したという決定的な証拠はない」と政府の過剰な反応を批判した。

政府は国外退去を命じた外交官に関する情報の公開を拒否しているが、イスラエルのオンライン版ハーレツ紙は、この外交官はキャンベラのイスラエル大使館で勤務していたモサドの代表だと報じている。豪政府は2国間の関係を修復するには時間を要するとしている。

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