国際

「移民勾留センターはまるで刑務所」

【パース16日AAP】   難民権利対策ネットワーク(RRAN)は、WA州の遠隔地にある移民勾留センターは刑務所のような場所で、収容されている親子の精神状態を悪化させると主張した。

金鉱の町レオノラにある未使用の鉱業キャンプ場には現在、子供53人を含む168人の難民が収容されている。カルグーリから北へ車で3時間離れたところにあるこの施設は、クリスマス島の施設の収容人数が超過したことを受け、6月に使用が開始された。収容されている難民の大部分はアフガニスタン人で、そのほかスリランカ人、イラン人、イラク人がいる。地域の学校に通学する子供たちは5歳から16歳。

レオノラを訪問したRRANのマーティン・アイバーソン氏は、勾留センターの様子を見て愕然としたと語った。「刑務所の看守が子供や家族を監督する責任を負い、子供の世話をするという親の役割を奪っている」とマーティン・アイバーソン氏。親は家族のために食事を作ることも、子供を学校に送ることもできず、また子供が誰と仲良くすべきかを決める権限もないという。

一方、移民相はすべての職員はWA州政府の子供ガイドラインに準じた業務を行っており、収容者はオーストラリア人権委員会を含むいくつかの団体から支援を受けていると語った。

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら