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冤罪処刑された男性の遺灰、家族の元へ

【メルボルン16日AAP】   およそ90年前に強姦殺人犯の濡れ衣を着せられて処刑された男性の遺灰が、17日に遺族のもとへ返還され、メルボルンで埋葬される。

当時28歳だったコリン・キャンベル・ロスさんは、1921年12月に12歳の少女アルマ・ターシュクさんを強姦したうえ殺害したとして、1922年4月に絞首刑に処せられた。ロスさんは最後まで無罪を主張していたという。1993年になって、研究者のケビン・モーガン氏が毛髪などの科学的分析を行った結果、ロスさんの冤罪が証明された。2008年5月には、デ・クレッツア総督がロスさんに死後恩赦を与えた。

今月18日午前にハルズ司法長官がロスさんの遺灰を正式に遺族の元に返還する予定。

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