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朝鮮半島砲撃戦 「きわめて遺憾」首相

【キャンベラ23日AAP】   23日午後2時34分(現地時間)、韓国が南北軍事境界線と定める北方限界線に近い延坪島(ヨンピョンド)付近で、北朝鮮の海岸から約50発の砲弾が打ち込まれ、韓国側の海軍兵士2人が死亡、18人がけがを負った。韓国軍も数十発を応射し、朝鮮半島は1950年代の朝鮮戦争以来の緊迫した状況となっている。

これに対しギラード首相は23日夜、声明を発表し、韓国及び日本、また米国と緊密に連絡を取り合うとともに、北朝鮮に対して攻撃を止めるよう求めたとした。首相は、「北朝鮮による攻撃はきわめて遺憾であり、強く非難する」と述べた。

またラッド外相は、今年3月の韓国哨戒艦の沈没事件も責任は北朝鮮にあるとしたうえで、今回の北朝鮮による攻撃で地域情勢が不安定なものになったとした。「南北朝鮮はオーストラリアの近隣国である。現在の情勢が悪化しないよう注意深く見守る必要がある」とラッド外相。

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