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銀行への苦情増加 「氷山の一角」

【キャンベラ28日AAP】   ファイナンシャル・オンブズマン・サービス(FOS)の報告書で、09/10年度に寄せられた金融機関に関する苦情件数が2万3790件に達し、前年度比で6%増加したことがわかった。そのうち2万1543件は問題がすでに解決されており、その件数は前年度比で27%増えた。

消費者団体のチョイスは、28日に発表されたこの報告書は消費者が各金融機関への苦情をオンブズマンへ報告する割合が高いことを示しており、消費者にとっては良いことだと述べた。しかし同団体は、苦情の報告件数は増加しているが、「国民の半数がFOSの存在を知らない」とし、多くの人がFOSに報告しないため、この数は氷山の一角にすぎないとしている。

チョイスは豪証券投資委員会とオンブズマンはサービスの悪い銀行の一覧表を公開し、銀行やFOSに寄せられた苦情件数を明示すべきとした。また、苦情を解決するまでに要した時間や問題を解決するために各銀行が支払った補償を示すデータを公表すべきと主張している。

 

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