政治

ハンソン氏、選挙落選も新党設立を示唆

【シドニー12日AAP】   極右的な人種差別発言で知られ、先のNSW州選挙に立候補した元ワン・ネーション党党首のポーリン・ハンソン氏は、選挙での落選が確定したことを受けて、残念だとしながらも今後の新党設立の可能性を示唆した。

無所属で選挙に出馬したハンソン候補は、NSW州上院の残る2議席を争っていた。一次投票では対抗馬の緑の党及び国民党の候補者に差をつけトップだったが、12日に州選挙管理委員会にて行われた選好投票(Preference vote)の開票の結果、両党の候補者の得票数がハンソン候補を大きく突き放し、同候補の落選が決定した。

ハンソン候補は、投票用紙の上段に自身の名前がなかったことは落選の大きな要因であるとし、かつ現在の選挙制度は主要政党に有利に働き、無所属候補には不利なものになっているとした。さらに、新たな政党設立はあるかという質問に対して「今回の選挙では有権者の大きな支持を得ることができた。州民が真の声を議会に伝えたいとしているのは明らかだ」として、新党設立は考慮すべきことであると述べた。

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