【NSW18日】 NSW州で家庭内暴力(DV)の取り締まりが強化され、容疑者らから100丁を超える銃器やさまざまな武器が押収された。
NSW州警察は、家庭内暴力や家族間暴力の被害者と地域社会の安全確保を目的とした州全域の一斉取り締まり「オペレーション・アマロック」を実施し、3日間で732人を逮捕・起訴した。また、家庭内暴力防止命令(ADVO)違反546件を確認した。8月14日から16日にかけて行われたこの取り締まりでは、118丁の銃器と16点のその他の武器を押収した。押収品の大半はNSW州の地方部で発見された。
南部地域のDV高リスク犯罪者対策チームは、サンクチュアリ・ポイントの住宅を捜索した際、第二次世界大戦時代のリー・エンフィールド小銃、自作の短銃身ライフルを改造した拳銃、さらにジェルブラスター(玩具銃)を発見したとされる。現場では少量の大麻と結晶メタンフェタミン(覚醒剤)も見つかったとされ、51歳の男は未登録銃器や未登録拳銃の所持、弾薬の不法所持、禁止薬物の所持などの罪で起訴された。このほか、クロスボウやグロック拳銃2丁も押収された。
NSW州警察のポール・ピサノス現場運用担当副長官は、州内では「3分ごとに家庭内暴力に関する通報が寄せられている」と述べた。「助けを求める一本一本の通報の背後には、恐怖を抱える人や、安全が脅かされた家族がいる。しかし、家庭内暴力や家族間暴力は警察だけの問題ではない。社会全体で取り組むべき問題であり、警察だけでなく、私たち全員が協力してこの深刻な問題を減らしていく必要がある」と語った。
ヤスミン・キャトリーNSW州警察相は、「家庭内暴力の加害者が利用してきた恐怖や支配を、今度は警察が彼ら自身に向けている」と述べた。「警察に十分な資源と支援を与えれば、このような成果を上げることができる。今回でオペレーション・アマロックは14回目だが、警察の取り締まりは今後も続く」と強調した。
家庭内暴力・性的暴力防止担当相のジョディ・ハリソン氏は、「今回の数字は深刻さを物語っている」としながらも、「より多くの被害者が自宅や地域社会で安全に暮らせるようになったことも意味している」と述べた。NSW州犯罪統計・研究局によると、家庭内暴力による殺人、暴行、脅迫・ストーカー行為、防止命令違反はいずれも、オペレーション・アマロックが始まる前の2022年以降、一貫して増加している。また、人口10万人当たりの家庭内暴力による暴行件数も2023年以降増加傾向にある。
一方、ミンズ州政権は週末、ボンダイで発生した襲撃事件を受け、違法・不要な銃器を回収する全国規模の買い取り制度への参加を表明した。事件で使用されたライフル銃と散弾銃はいずれも合法的に所有されていたとみられている。
ソース:news.com.au – More than 100 guns confiscated in NSW domestic violence crackdown