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キーティング元首相、開発議長役を辞任

【シドニー6日AAP】   1991~96年に連邦首相を務めたポール・キーティング氏は6日夜、物議をかもすシドニーのバランガルー開発の設計監督のために設置された主要パネルの議長役を辞任した。同氏は最近、現行の再開発計画に断固として反対するシドニーのクローバー・ムーア市長について、激しい言葉で非難したばかり。

屋外に開かれた都市空間を促進する市長の考えを、元首相は「惨めで微小な世界観」であり、「サンダル履きで、ミューズリー噛みながら、自転車に乗るような歩行者」を擁護していると非難した。しかし、このコメントに極めて批判的なNSW州のハザード計画相から、同じような激しい非難を今後は慎むように要請を受けた。

これを受けてキーティング氏は同相あての書簡の中で、「計画について適切なコメントをやめるようにとの要請は、結果的に私を口封じする効果があるのだろうが、そのような口封じに応じるつもりはない」ことを示し、監督パネルの議長を辞任する決意を伝えた。そして計画相はこの辞任願を受理した。なお、議長を誰が引き継ぐかは未定。

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