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ビニール袋の年内廃止法案を提出 NSW

【シドニー16日AAP】  NSW州のグリーンズ(緑の党)のジャスティン・フィールド議員は16日、州内で使い捨てのビニール袋の利用を、年内に禁止する法案を上院議会に提出した。同法案は、ビニール袋やストローを年内に、海洋へ流れるプラスチック製品を2020年までに90%削減することなどを盛り込んでいる。

 

フィールド議員は、NSW州がプラスチック製品による汚染対策で“嘆かわしいほど”他州から遅れをとってしまったと州政府を非難。さらに、自身の幼少期には砂浜で貝殻を拾っていたが、今は息子が砂の中からプラスチックゴミを拾っていると話し、「わずか一世代の間に、ビーチや河川や海洋がプラスチックゴミで覆われてしまった」と述べた。

 

NSW州では、大手スーパーのウールワースやコールズが使い捨てのビニール袋の廃止を決めたが、コールズは移行措置としてビニール袋の無料配布の期限を2度にわたり延長するなどして、買い物客や環境団体から避難の声が上がっていた。ウールワースは今月29日に、ビニール袋の無料配布を終了するとしている。

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