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イスラム教徒、「ベール脱がせは脅迫」

【シドニー5日AAP】   NSW州政府は、警察官が身元確認の目的でブルカ(イスラム教の女性が着用する全身を覆う服)を脱ぐことを要求できるように法改正を検討している。これに対し、イスラム教徒を政治的に脅迫する行為だとして、非難が巻き起こっている。

州議会では8月の議会再開前に、新法案の詳細を発表するとしている。法案が通過すれば、イスラム教徒の女性に対してブルカやニカブ(目以外を覆うベール)などを脱がせる権限が警察官に与えられることになる。

これを受けて、国際的なイスラム過激主義組織「ヒズブ・タフリール」のシドニー広報担当者のウスマーン・バダー氏は5日、「これは、我々に対する政治的な脅迫行為の一例だ」と述べ、「警察にかかわる問題ではない。現実には、何も問題ではないことが問題化されただけだ」として、発起人のオファレル州首相を批判した。

今回の法改正の動きは、シドニー在住のイスラム教徒のカーニータ・マシューズ容疑者が、警察官にブルカを脱ぐように強要されたと不当に告発したとして、6か月の禁固刑を下された事件を発端としている。しかし同容疑者は先週の上告裁判で、「不当告発者が当時ベールを着用していたために身元確認ができなかった」ことを理由に、証拠不十分で禁固刑を取り消されている。

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