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「ピル・テスト実施を」 容認訴え集会

【シドニー19日AAP】   シドニーでは抗議集会が開かれ、ピル・テストの実施をNSW州政府に容認させるためタウンホールからハイドパークまでを数百人が行進した。

 

NSW州では昨年9月からすでに5人が薬物使用で死亡しており、ピル・テスト推進派は「政治家や警察は薬物取り締まり強化が死亡事故を防げない証拠を見て見ぬ振りしている。ピル・テストで防げる若い命が見過ごされている」とし、容認を訴えた。

 

ピル・テストは匿名で薬物を法医学的分析にかけることができ、薬物の純度や合成物の結果を知ることができる。これにより、使用者はその薬物を使用するか決められるものだが、取り締まりを伴わない。

 

容認派のマーティン・ロイド・ジョーンズ医師は「幅広い年層の人たちが不法薬物を使わないのが理想的。だが現実には大量の薬物が使用され、道徳的メッセージで訴える方法では伝わらない」と述べた。

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