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シドニー水道会社、海岸汚染批判を否定

【シドニー6日AAP】   シドニーのビーチの水質が昨年より悪化したのは、水道会社「シドニー・ウォーター」の人員削減や、未処理の汚水が海に放流されていることが原因だという批判について、同社は全面的に否定した。 6日に発表された最新の「ビーチ現状報告書」によると、昨年の調査で上位を占めたビーチの水質が軒並み低下していることが明らかとなった。NSW州各地の遊泳地の81%の水質が「とても良い」や「良い」と評価されたが、シドニー地区のみを見ると、「とても良い」が昨年は15ヵ所あったのに対し、今年は8ヵ所に減少した。 水質悪化について同州野党は、シドニー・ウォーターによる人員削減と予算削減に原因があると主張している。また、汚水処理工場での未処理件数が記録的に高いことも一因であると批判している。 しかし同社は、同報告書ではシドニー地区の38のビーチのうち、37ヵ所が「良い」または「とても良い」と評価されているとして、野党の主張を全面的に否定した。また、2012/13年度の夏が雨の多かったことを考えると、逆に素晴らしい結果であったと反論した。 同報告書によると、シドニーで最も水質の高いビーチは、パーム・ビーチ、ホエール・ビーチ、アバロンなど。一方、近郊のディーワイ、カールカール、モナベールは「よても良い」から「良い」に格下げされた。

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