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老人ホームでインスリン疑惑 2人死亡

【シドニー31日AAP】   シドニー北部ニューカッスル近くの老人ホームで、入居者が糖尿病でないにも関わらずインスリンを摂取させられ2人が死亡した。警察では捜査を進めている。

この老人ホームはウォールセンドにある「シュガーローフ・ガーデンズ」老人ホームで、先月18日、入居中の83歳女性が血糖低下で病院に搬送されたが翌19日に死亡。同日、81歳男性と91歳女性が同じ症状で病院に搬送され、10日後、男性が死亡した。女性は回復した。

回復した女性の娘はテレビのインタビューで、母親は糖尿病でもなく、何者かがインスリンを摂取させるまでは全く健康だったと述べた。この女性によると、老人ホームの職員から母親が心臓発作を起こしたようだと連絡を受けたが、搬送先の病院ですぐに血糖低下と診断されたという。

老人ホームの親会社「サミットケア」では、事件が発覚してから医療措置の提供に関して全般的に安全面を強化したという。「事件の原因は分かっておらず、入居者同様不安に思っている。警察が早く事件を解決してくれることを望む」と同社。

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