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家庭用の水道料金、1年で11%も上昇

【シドニー13日AAP】   オーストラリア統計局(ABS)の発表によると、過去1年間で家庭用の水道料金が11%上昇した。水道会社の話では、基盤設備の保守費や脱塩工場の建設費が原因だという。

同局が13日発表したところによると、家庭用の平均水道料金は1000リットル当たり、2010/11年度が2ドル44セントだったのに対し、2011/12年度は2ドル72セントに上昇した。これについて消費者保護団体「コンシューマー・アクション・ロー・センター」は、低所得者らが悪影響を受けるとして懸念している。同団体は、水道会社には消費者が不利益にならないようにする義務があり、また政府は消費者に対して利用可能な割引制度などについて周知させる必要があると注意した。

統計局によると、水質に違いはあるものの、一般家庭は農業従事者より20倍以上の水道料金を支払っているという。農業従事者の1000リットル当たりの水道料金は約9セント。

州別にみると、SA州都市部の水道料金が最も高く、1000リットル当たり3ドル96セント。2位はQLD州の2ドル95セント、3位は首都特別地域(ACT)で2ドル86セント。

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