一般

シドニーの落雷被害で鉄道網が大混乱

【シドニー22日AAP】   強風と雷雨という大荒れの天候となった22日夜、シドニー西部ストラスフィールドで、州鉄道局の信号管制センターに落雷があった。さらにバックアップの信号システムも落雷により停止したため、シドニー周辺のほとんどすべての路線に大きな影響が出た。

最初の落雷は22日午後5時45分と、金曜夜のラッシュアワー時だったため、列車が止まったり、大幅な遅れとなったため、多数の乗客が大混乱に陥った。

早速、ソーシャルメディアでは、「駅がすぐそこなのに、電車の中に2時間も閉じ込められた」「乗客はじっとしてられなくて、ほかの客車に移ったりしているけど、どうせ動かないのに」など乗客の声が発信された。中には、夜10時になるのに、まだ家に帰れないという乗客もいた。

列車の停止や大幅な遅れが出た路線は、イラワラ線を除く、ノースショア、サウス、インナーウエスト、バンクスタウン、エアポート、ノーザン、ウエスタンの各路線。

州鉄道局の運行部長は、「今回のように、主信号システムとバックアップシステムが同時に被害を受けたことはこれまで経験したことがない」と述べ、乗客に謝罪し、理解を求めた。

22日夜には落雷を受けた機器類の交換作業が行われ、23日朝には通常の運行スケジュールに戻る見込みだ。

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら