【キャンベラ７日ＡＡＰ】　　オーストラリアで初めて同性婚を認める法律が州法として制定された首都特別区キャンベラで７日、西オーストラリア州議会議員スティーブン・ドーソン氏と公務員デニス・リドロー氏が結婚し、国内初となる同性婚カップルが誕生した。

ドーソン氏とリドロー氏は、法律が有効となった直後の７日夜０時４分、伝統的な宣誓の儀式を経て婚姻し、ドーソン氏は「喜びに酔いしれている」と述べた。一方、連邦政府は同性婚を認めておらず、今月１２日、最高裁で判決が下される予定。特別区の州法が違法であるという判決が下された場合、両氏の婚姻関係は連邦政府に認知されない。

これについてドーソン氏は「最高裁の判決を待つだけ」としつつも、敗訴した場合は「結婚の平等を求める戦いは続いていくだろう」と述べた。また、同日、特別区キャンベラのランドマークであるブラック・マウンテン・タワーは新法制定をうけて、同性愛支持の象徴であるレインボー・カラーでライトアップされた。