一般

10年生の20人に1人が違法薬物経験

【シドニー9日AAP】   NSW州の音楽フェスで相次ぐ薬物関連死に関する審問で、10年生の20人に1人がエクスタシーを試したことがあると報告された。

NSW州のハリエット・グラハム副検視官は、2017年12月から2019年1月にかけて発生した6人の薬物関連死について調査中。18~23歳の6人全員がMDMAを使用した。薬物がどのように作用するか無知のユーザーがほとんどとされる。

元教師のポール・ディロン氏は、国内の学生に薬物やアルコールについて教育する。2018年はハイスクール生12万人以上に講演した。同氏は「ピル検査が薬物過剰による死亡を急激に止めると考えるのは軽はずみだ」と話した。同氏はまた、「オランダの薬物情報・モニタリングシステムのような独立した機関が若者に薬物の情報や警告を伝えるのが最善」と考える。若者は、警察官よりも白衣を着た救急科の医師を信じる傾向にあるという。

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら