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シドニーのバスに20か年路線変更計画

【シドニー12日AAP】   NSW州政府はシドニーのバス・システムを刷新する20か年計画を掲げており、600路線以上の合理化を目指している。

「シドニーのバスの未来」計画では3層構造のネットワークを導入し、現行のメトロバスのような急行路線を大幅増設する予定。急行路線は主要地区間を結び、平日の場合、10分に1台の割合でバスを運行させる「待ち時間知らず」のサービスを提供するという。しかし、新設される急行バスのうち13路線では、バス停数を大幅に減らす計画のため、バス停間の距離が800メートル~1キロに広げられる。その結果、利用者はバス停にたどり着くのに、より長い時間歩く必要が出てくる。これについてロバートソン野党党首は、バス停数の削減によりバス待ち客の行列が長くなるだろうと批判した。

一方、「ローカル」路線の場合、バス停間の距離は400メートル前後に設定される予定。また、「郊外」路線の場合、ラッシュ時には10分に最低1台、また平日の日中でも15分に1台の割合で運行する予定。

年明け後の1月5日から、公共交通機関の利用運賃が引き上げられる。大人用の片道切符は20セント引き上げられ、マイマルチ・ウィークリーは最高2ドル引き上げられる。だが、オパール運賃は変更されない。

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