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同性愛者ら、ロシアの新法に抗議

【シドニー9日AAP】   ロシアで昨年制定された同性愛者の権利を制限する法律について、9日、シドニーで同性愛者らが集まり抗議デモを行った。

この日、キャンパーダウンで行われたデモには、女装した男性や着飾った人々ら数千人が集結。中には虹色のネクタイをした犬の姿もみられた。人々は、「Equal love, equal rights」(愛する権利を平等に)と書いた看板を持ってデモ行進した。

体操の元五輪選手で同性愛活動家のジ・ウォラス氏は、「ロシアの新法では、私みたいな人は国の代表にもなれないどころか、生きていくことさえも否定されてしまう」と強く抗議した。

ロシアが昨年6月に制定した「同性愛プロパガンダ」禁止法は、公共の場で同性愛をアピールすることを禁止するもので、人権否定につながるとして世界中の同性愛者などが非難している。先日開会したソチ冬季五輪では、欧米諸国の首脳らが抗議のため開会式を欠席している。

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