政治

2015年もプリスクール助成を継続

【メルボルン5日AAP】   連邦政府は、2015年度のプリスクール(幼稚園に相当)の補助金を保証するが、2016年以降の財政支援について明言を避けている。

リー教育担当補佐相は5日、2015年の4億600万ドルの補助金制度について、「住む場所に関わらず、今年度同様に(週)15時間まで子どもがプリスクールに通えると、保護者を安心させたい」と話した。補助金は、各州政府が補助する週10時間に加え、追加で週5時間の補助となるよう、各州に分配される。連邦政府は、生産性委員会によるチャイルドケア(保育)制度の調査完了まで、翌年以降の助成延長はないとした。

ラヴェルVIC州幼児発育相は、この決定により保護者も幼稚園側も来年の計画が立てられると話した。

オーストラリア保育学会(ECA)のコーニッシュ会長は、「誰もが利用できる制度の継続を、政府に説得することが課題」と述べ、連邦政府による有給育児休暇の助成金をチャイルドケアに振り替えるように働きかけると話した。リー補佐相はこれに対し、「有給育児休暇は、働く女性が子どもを持つための制度であり、チャイルドケアは仕事に復帰するためのもの」と、全く異なる方策だと話した。

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