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各地で熱波と大雨、年末にかけ異常気象続く

【ACT22日】   シドニーは夜間の最低気温は23.4度となり、この2年で最も暑い夜を記録し、オーストラリア北部ではモンスーン由来の湿った空気の影響で、クリスマスから新年にかけて大雨に見舞われる見通しだ。

シドニー周辺では最も厳しい暑さのピークは過ぎたものの、「今後数日間もかなり暑い状態が続く」と、スカイ・ニュース・ウェザーの気象予報士ロブ・シャープ氏は述べた。月曜日のシドニーの最高気温は32度に達する見込みであり、ミッド・ノース・コーストとシドニー大都市圏には「極度の熱波警報」が発令されており、その他の多くの地域には「深刻な熱波警報」が出されている。

一方、クイーンズランド州南東部でも厳しい暑さが続き、月曜日のブリスベンの最高気温は32度に達する見込みだ。ダーリング・ダウンズ、グラナイト・ベルト、サウスイースト・コーストには「深刻な熱波警報」が発令されている。こうした厳しい気象条件は、週の後半には次第に和らぐ見込みだ。

また、シドニー北部のハンター地域から熱帯地域にかけては、今週いっぱい湿った天候が続くとみられ、クイーンズランド州では火曜日にかけて雷雨が予想されている。

西オーストラリア州では、熱帯低気圧が接近しているとして警報が出されている。気象局によると、中心付近の風速は時速65キロ、最大瞬間風速は95キロに達している。熱帯低気圧「03U」は、インド洋で発達して熱帯低気圧からサイクロンへと変わり、その後西へ進んでココス諸島に向かう可能性が高い。さらに、週末にかけて、西オーストラリア州北西沖で別の低気圧が発達し、熱帯低気圧となる恐れもある。ピルバラ、ガスコイン、セントラル・ウエスト地域には「深刻な熱波警報」も出されており、今後数日で気温は30度後半から40度半ばまで上昇すると予想されている。

一方、熱帯地域の北部ではモンスーンが到来しており、新年まで活発な状態が続く見込みだとシャープ氏は述べた。「オーストラリア北部では断続的な雨が続き、洪水につながる可能性がある。最も雨が多くなるのは、クリスマスから年末年始にかけてだろう」と同氏は語った。

また、タスマニア州のミッドランズ、東海岸、南東部地区、およびビクトリア州のギプスランド地域では、月曜日にかけて気温の低下、にわか雨、強風が予想されるとして、羊の放牧農家に注意が呼びかている。

ソース:news.com.au – Weather: Australia’s north set for Christmas drenching, Sydney swelters through hottest night in two years

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