生活

輸入食品 アレルゲンの記載欠如

【ブリスベン3日AAP】   アジアから輸入される食品のなかには、命に危険のあるアレルゲン物質を含みながら記載のないものが多い。重篤なアレルギー患者は注意する必要がある。

メルボルンのアジア食料品店6か所の食品50点を調べたところ、46%に記載のないアレルゲン物質が含まれていた。さらに、18%の食品は複数のアレルゲンを含んでいた。出来合いのスープやクラッカー、ビスケットや飴などから、卵、グルテン、乳製品、ピーナッツなどのアレルゲンがしばしば高濃度で検出された。アレルゲンを含みながら記載のない食品が最も多かったのは中国製。次にタイ、韓国が続いた。

研究を主導したジェームス・クック大学のアンドレアス・ロパタ教授は、「アジアからの輸入食品が毎年2.5%増加するなか、重篤なアレルギー患者にとって気がかりな結果だ」と述べた。

国内で食品によるアレルギー反応で入院した例は、1997年から2005年にかけて350%増加し、その後7年でさらに150%増加している。

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