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バヌアツから収穫作業者を受け入れ NT

【キャンベラ4日AAP】   新型コロナウイルスの影響で、国内農家らの中で労働力不足が懸念される。外国人の入国禁止にも関わらず、バヌアツ共和国から最大170人がオーストラリアで収穫作業に従事する見通しだ。

試験的に、バヌアツから最大170人がNT準州でマンゴーの収穫作業に従事する。作業者はオーストラリア到着後に2週間の隔離を行う。バヌアツは新型コロナウイルスの感染が出ておらず、NT準州では現在3人が感染している。

国内各地の農家らは、農産物の収穫や羊の毛刈り時期を控え、労働力不足を懸念している。NT準州で今月、800~1,000人の労働力が不足すると見積もられる。生産農家は地元に労働力がないとの前提の上で、季節労働者プログラムや太平洋労働スキームのみを通して作業者を雇用できる。

連邦のリトルプラウド農業相は、NT準州は他州よりも季節労働者やバックパッカーの労働力に依存したとして、国内の失業者に北上して農作業に従事するよう推奨した。

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