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第2四半期の賃金上昇 0.2%と最低水準

【キャンベラ12日AAP】  豪政府統計局(ABS)が発表した、第2四半期(4~6月)の賃金価格指数(WPI)が前期比0.2%増と、1997年に統計を取り始めて最も遅い伸び率を記録したことが分かった。年間のWPIは1.8%下落と、こちらも最低水準だった。同時期は、全期を通して新型コロナウイルスによる影響を受けた初めての記録となる。

 

民間セクターの賃金成長率は0.1ポイント増加の1.7%、公共セクターでは0.6ポイント増加の2.1%となった。業界別では、建設業界、卸売り業界、宿泊業界、食料業界、不動産業界などで、軒並み賃金が低下した。

 

一方、ウエストパック・メルボルン研究所が発表した8月の消費者信頼感は、前月比9.5%低下し、今年4月に全国的でロックダウンに突入した際に記録した75.6ポイントに近い水準となっている。ウエストパックのチーフエコノミストのエバンス氏は、「低下の幅に非常に驚いた」と述べた。

 

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