【ACT8日】 例年より暖かい冬にもかかわらず、オーストラリアのスキーシーズンが好調なスタートを切った。アルプス地域の各スキー場では、連休を前に20〜44cmの新雪が観測された。
気温が十分に低かったため、人工降雪機(スノーガン)も稼働し、滑走に必要な雪の基盤が維持されていると気象局の専門家は説明している。8日の朝には気温が氷点下まで下がったという。ただし今週は「非常に暖かい」冬となっており、QLD州、NSW州、VIC州など広い地域で最高気温が平年より8〜10度高くなっている。次の自然降雪は来週半ばになる見込み。
国内最大のスキーリゾートであるペリッシャーでは、シーズン初日から59台のスノーガンが稼働。VIC州のマウント・ブラーでも人工降雪システムがすでにフル稼働している。スレドボも含め、各リゾートでは降雪と人工雪の組み合わせにより、開幕週末には多くのスキーヤーや観光客が訪れると予想されている。また、イベントも充実しており、花火やパフォーマンス、雪合戦、テーマパーティーなど、ゲレンデ外でも多彩な催しが予定されている。
専門家によると、良質な積雪には寒冷前線が連続して訪れることが重要だという。複数回の降雪が重なることで、短期間でしっかりとした雪の層が形成される。ただし、長期的には積雪量の減少傾向も指摘されている。1950年代以降、オーストラリアの山岳地帯では最大積雪量が徐々に減少しており、特に低標高地域や春先で顕著だ。気温上昇により雪解けが進みやすく、スキーシーズンの短縮にもつながっているとされる。
そのため専門家は、旅行計画に柔軟性を持たせ、降雪予報を見ながら訪問時期を調整することを勧めている。今シーズンは良いスタートを切ったものの、気候変動の影響もあり、今後の雪の状況には引き続き注意が必要とされている。
ソース:news.com.au – Ski season kicks off with up to 44cm of snow despite ‘very warm’ winter