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子どもの定期予防接種に遅れ VIC州

【メルボルン30日AAP】   パンデミックの影響で、子どもの定期予防接種の実施が遅れている。これに対応するため、メルボルンの王立児童病院はドライブスルー式の接種機関を立ち上げた。

国内の保護者2,000人以上を対象に行った調査から、5歳未満の子どもの5人に1人が予定通りに予防接種を受けていないとわかった。理由に、医療機関での新型コロナウイルス感染の恐れがあげられる。特にメルボルンの王立児童病院で6月以降、3世帯中2世帯近くが予防接種の予約をキャンセルまたは遅らせている。また、けがや病気を患った子どものおよそ3分の1が診察を遅らせたこともわかった。

メルボルン王立児童病院は、病院外で子どもの定期予防接種を行えるようドライブスルー式の診療所を立ち上げた。予防接種の予定が近い、または予定を過ぎた18歳までが対象。

学校や保育園に登校しなければ病気にかからないと誤った理解をする保護者もいるが、接種なしで登校が始まれば百日咳やはしか、水ぼうそうが流行する危険が増す。

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