国際

在中豪人報道員が急遽帰国

【ACT8日】   豪中関係の緊迫が過熱する中、国営放送ABC局は、中国に派遣されたオーストラリア人報道員2人の安全を懸念して急遽帰国させた。

ABC局報道員のビル・バートルズさんとマイケル・スミスさんは、中国の国家安全局から別々に聴取を受けていた。バートルズさんは北京にあるオーストラリア大使館で4日身を隠し、スミスさんも上海の領事館に避難した。

警察がバートルズさんのアパートを訪問して出国禁止を言い渡したが、在中オーストラリア大使のグラハム・フレッチャー氏とともに聴取を受けて帰国が許可された。バートルズさんはシドニーで8日朝、「このような状況下での帰国は非常に残念だが、法が整った国に戻って安心だ」と話した。

2人は先立って中国当局に拘束されたチェン・レイさんと関連があると見なされた模様。レイさんはオーストラリア国籍を持ち、中国の放送局に勤める。拘束理由はわかっておらず、起訴はされていない。ペイン外務相は先月31日、「中国当局から、メルボルンに子ども2人がいるオーストラリア国籍の女性を8月14日に拘束したと報告を受けた」と発表している。

ソース:News.com.au – Two Australian reporters extracted from China over fears for their safety

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら