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日本の調査捕鯨 南極で333頭を捕獲

【キャンベラ24日AAP】  日本の調査捕鯨団が南極海での活動を終え、333頭を捕獲したことを発表した。日本は2014年3月の国際司法裁判所による南極海域での調査捕鯨中止命令を踏まえ、捕獲数を減らすなど新しい計画に基いて実施したとしている。

グリーンズ(緑の党)のウィッシュ・ウィルソン議員は、「オーストラリア政府は40年もの間、日本が目の前で捕鯨を行っているのに、止めることが出来なかった」と政府を非難した。また同議員はハント環境相が個人的な約束として掲げていた、警備船の派遣もまだ実現していないと指摘した。

オーストラリア政府は昨年12月、日本が一時休止していた捕鯨活動の再開を発表すると、「大変遺憾である」との見解を示し、日本政府に抗議すると主張していた。環境保護団体シーシェパードも監視船を配置していたが日本の捕鯨船を発見できず、オーストラリアおよびニュージーランド当局も妨害するための船を派遣しなかった。

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