国際

豪人女性らに侵襲的検査を強要 カタール

【ACT26日】   中東カタールの空港で今月初め、シドニー行きのカタール航空機に搭乗したオーストラリア人女性らが医学的検査を強いられた。海外で起きた出来事に対し、連邦警察が権力を行使できるかはわからない。

首都ドーハのハマド国際空港で今月2日、オーストラリア人13人を含む女性多数に対し、侵襲的な医学検査が強制で行われた。同空港ターミナルのトイレで未熟児が発見されたためだ。

ある女性は「機体から降りるように言われた。目の不自由な高齢の女性ですら」とABC局に話した。女性は、他の12人が合意すれば集団訴訟を起こす意向を示している。

別の女性は「救急車内に女性看護師と閉じ込められ、膣の検査を行うため下着を脱ぐよう言われた。拒むと、説明もなく強要された」と話した。女性らはシドニーのホテルで隔離中、NSW州保健局から医学的・精神的なサポートを受けた。

ハマド国際空港は「乳児は安全に保護下されている」「母親の健康と福祉を懸念し、特定する必要があった」と声明を発表した。検査を強制された女性の数や国籍は明らかにされていない。

ペイン外務相は、「非常に深刻かつ不快な事柄」と話した。外務省は「ドーハ空港でのオーストラリア市民を含む女性乗客に対する扱いを非常に懸念する。カタール当局は、透明性のある情報の詳細を約束している」と声明を発表している。

アデレードのフリンダース大学で法律を専門とするマリネラ・マルモ准教授は、「裸で身体を検査されたのが衝撃」「人権に配慮した体内の検査がある」と話した。

ソース : news.com.au -‘Grossly disturbing’: Foreign Minister Marise Payne weighs in on Doha incident

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