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ワクチン接種遅れに複数要因 専門家

【ACT2日】  専門家はオーストラリア国内における新型コロナウイルスのワクチン接種について、現在の状況では今年10月までにすべての成人に接種するのは難しいとの見方を示していることが分かった。ただ、連邦政府のモリソン首相はワクチン接種の日程は予定通りに進んでいるとの姿勢を崩していない。

 

オーストラリア国立大学のグラフトン教授は、目標を達成するには現在一日当たり最大7万人の接種人数を9万人に引き上げる必要があると指摘。今後、平均で一日当たり5万6,000人が接種した場合、一部の人は最初の接種が来年にずれこみ2回目の接種が完了するのは来年9月になるとしている。

 

グラフトン教授は国内でワクチンの生産が可能となったことから、供給については問題ないとする一方、「国民が実際にGPなどへ足を運び、接種を受けてもらうようにすることが課題」と述べた。連邦や州政府当局は、ワクチンの接種が遅れていることについて責任を押し付け合っているほか、GPからはワクチンが足りないと苦情の声が上がっている。

 

ソース:news.com.au-Australia’s vaccination gap revealed as frustrations over slow rollout boil over

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