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洪水でキャサリンの住民1万人が孤立 NT

【NT9日】   豪雨による深刻な洪水で州の主要道路が遮断され、首都間を結ぶ交通が途絶えたことで、買いだめの動きが広がっている。

NT準州各地で洪水と激しい雨が続く中、ダーウィンでは住民が「パニック買い」に走り、スーパーマーケットの棚が空になる事態となっている。もともと孤立した地域として知られるアウトバックの町は、NT準州とQLD州で二つの低気圧が影響し、豪雨によってさらに孤立が深まっている。

スチュアート・ハイウェイはキャサリンの北と南の両側で通行止めとなり、人口約1万人のキャサリンは、北のダーウィンと南のアリススプリングスというNT準州の二つの主要都市から完全に隔絶された状態となった。NT準州緊急サービスは週末に現地へ派遣され、孤立した住民に対して避難センターで食料などの必需品を供給している。

気象局の気象予報士ヘレン・リード氏によると、キャサリン川では重大な洪水警報が出されている。キャサリン橋の水位は19.2mに達し、2006年4月の洪水と同じ水準となった。リード氏は「9日午前4時30分の時点で水位は17.4mまで下がり、重大洪水水位をわずかに下回っている」と説明した。

「デイリー川でも重大な洪水が発生している。デイリー川の警察署付近では現在、水位は14.7mで、重大洪水水位を大きく上回っている。この川はゆっくり上昇しているため、ピークに達するまで数日かかる可能性がある。またピーク後も水位の低下は緩やかで、今週の大半は重大な洪水が続く見込みだ」と述べた。

一方、QLD州でも大雨が続いており、雨域は北部沿岸から中部や南東部の沿岸、さらに内陸部へと広がっている。リード氏は「特に8日午後にはセントラルハイランズとコールフィールズ、ワイドベイ・アンド・バーネット、南東沿岸で雨量が増えた。マリナーやワレゴ、北部ダーリングダウンズの一部でも比較的多い雨量が観測されている」と説明した。

沿岸部では中程度から局地的に強い雨がブリスベン北部の郊外やサンシャインコーストまで広がった一方、ゴールドコーストでは比較的弱い雨となった。夜間にはサンシャインコースト北部、特にワイドベイ・アンド・バーネット地域で雨がさらに強まった。8日午前9時から9日午前5時までの降雨量は、ブロビニアで239ミリ、ブーンドゥーマで209ミリ、クランダで199ミリを記録した。

リード氏は「9日はQLD州中部から南東部の広い範囲で雨となる見込み。低気圧の谷が大量の湿った空気を引き込んでいる」と述べた。セントラルハイランズとコールフィールズ周辺の内陸部では60〜90ミリの降雨が予想され、局地的には150ミリ程度に達する可能性もあるという。

ソース:news.com.au – NT flooding isolates 10,000 Katherine residents, Stuart Highway shut

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