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エアアジア機が緊急着陸 乗客恐怖に

【パース25日AAP】   マレーシア・クアラルンプールに向けて25日午前7時前(豪西部標準時間)にパース空港を出発したエア・アジア機が、離陸後およそ90分の時点でエンジン不調を理由に同空港に戻った。

エア・アジアD7237便の乗客らによると、パイロットによる「左側エンジン不調」「私も含め、安全に戻れるよう皆で祈ろう」とアナウンスがあり、乗務員の反応から事態は非常に悪いと予想されたという。乗客の1人は、まるで洗濯機の上に座っているかのように機体が揺れ始め、片側のエンジンの振動も窓から確認できたと話した。不時着時の姿勢をとり、多くの乗客が泣くなか、無事着陸した際には拍手が響き渡ったという。

同機はおよそ午前10時頃にパース空港に着陸し、乗員乗客359人にけがはなかった。緊急サービスが空港待機するとともに、WA州沖でも緊急着水に備えて水難救急サービスが待機していた。

エア・アジアは旅客の安全が最優先だとし、「技術的な理由で出発地に戻った」と声明を発表した。

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